そして5月10日、痛みと気持ち悪さで会社を休み、意を決して婦人科へ。
家から歩いて行ける距離にあって結構大きめの病院Y
もともと母親も子宮筋腫で子宮全摘しているし、母親の姉妹達も子宮筋腫だったというのを聞いていたし
姉妹の中でも私が一番母親の体質に似てるからきっとなるんだろうな~と漠然とした思いはあったものの
出産経験のない私はなかなか勇気がなく婦人検診に行ったことがなかったため、この時に婦人科初体験
紹介状もなく、予約もない私は1階で外来受付を教えてもらい案内されるまま3階の婦人科へ向かう。
びっくりした・・・。
婦人科ってこんなに患者さんが多いの???
隣が産科だったこともあり、まわりは女性、女性、女性!これでもかってほど女性天国!
20人以上は座ってたんじゃないかなぁ・・・いや、もっといたかも
婦人科の受付で1回でもらった黄色いファイルを渡すと「先生の希望はありますか?」と聞かれる。
なんて応えていいのか分からず困ってたら受付の女性の手に【女医希望】という札を発見。
思わず「女性の先生でお願いします」と言うと慣れた様子でファイルに【女医希望】札を貼り付けてくれた。
予約のなかった私は2時間くらい待ったと思う。
呼ばれて診察室に入ると私とそんなに年齢がかわらないんじゃないかなというS女医さんが中にいた。
生理が終わったのにお腹のハレや痛みがひかない事を伝えると下半身のみ脱ぎ椅子に座るよう言われる。
隣の診察スペースでジーンズとパンツを脱ぎおいてあった椅子に座る。
これはあくまで私のイメージだったんだけど、なんか足をグワーンと開いて半分倒れたような椅子に
最初から座らせられるもんだと思ってた。そしてカーテンがあってその向こうはこちらから見えず・・・
ドキドキ・・・ビクビク・・・
全然違った。
普通の椅子でウィ~ンって徐々に倒れつつ、足が開いてくカンジ。
そしてカーテンもそんなに大きいものでもなかった。
最初は少し指で痛み等を確認された後、棒状の超音波エコーを中に入れ、画面で説明を受ける。
「あぁ、腫瘍がありますねぇ・・・これ卵巣なんですけど、左は普通ですけど右はこれ腫瘍ですね
うーん、かなり大きいですねぇ」
下からだけだと見えないくらい大きいらしく、お腹からも超音波エコーで確認。
「これも腫瘍ですね、いくつか部屋が見えますねぇ、これは多分子宮内膜症の右卵巣嚢腫でしょう」
診察が終わって服を着た後で、説明を受ける。
子宮内膜症とはどんな病気か?私の場合は右卵巣にそれができていて基本的に子宮内膜症は良性だけど、他の臓器との癒着などを考えると臨床的には悪性なのだそうだ。
卵巣嚢腫の中身も、脂肪がつまっている奇形腫、粘液が入ってる粘液腺腫などあるみたいで
私のはたぶん古い血液が詰まったチョコレート嚢腫だと思うけど、開いてみないとわからないらしい。
そして通常3cmくらいでみつかることが多いらしく、6cmを超えると破裂の恐れがあることや大きくなるほど
癌化することがあるので手術を勧めるらしいが、私のはなんと16cm×8cmくらいあるそうだ。
デカッ!
取りあえず精密検査を受けることを勧められ、無理を言って今日アキがないか聞いてもらうとたまたま
MRIにキャンセルがでたらしくそのまますぐに精密検査を受ける。
少し待って再度診察室に戻って出来上がりホカホカのMRIを見ながら説明を受ける。
うっわ・・・
でっかっ・・・
自分でもひくくらい大きな白いものがお腹のど真ん中に陣取ってる。
ナンダコレハ?魚の浮き袋かと思ったよ・・・
輪切りににした物には背骨の前はほぼ腫瘍のみ、縦に切ったものには子宮や膀胱を押しつぶし
お腹の殆どを占める腫瘍が写っていた。
こりゃ痛いわな、辛いわなと自分の我慢強さを称える。(鈍感なんじゃ?というツッコミはなしで)
さて、今後どうしたらいいのか先生と話す。
今日の精密検査の結果が2週間後に出るのでその時にここで手術を受けるのかセカンドオピニオンを
紹介するのかといったことを話合いましょうと言われ、25日に結果外来の予約を取って帰宅。
取りあえず私にとっては婦人科初体験は何も怖いことはなかった。
何を怖がっていたのかと思うくらいあっさり終わったよ。
もちろんそれが女医さんだったり、ハキハキしていながらもほんわかしたS先生だったという事もあるだろう。
こんなことならもっと早く見てもらえばよかったよ・・・とお決まりの後悔はこれ1回だけにする。
まとめると
5月10日の検診の結果、子宮内膜症の右卵巣嚢腫のため、開腹による腫瘍摘出手術をすすめられる。
相方にはMRI待ちの間に子宮内膜症って言われたことと精密検査を受けることをメールで報告し、
お家で手術や入院が必要だってことを伝える。一応、My実家にも電話して母親に伝えておいた。